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「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」内容の要約と紹介:ニック・マジューリ

この記事は約10分で読めます。

本書では、データや研究成果やなどに基づいて解説されていますが、ここでは省略して概略や結論だけを記していきたいと思います。

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本書の構成

本書は「貯金力アップ篇」「投資力アップ」の2部構成になっています。

「貯金力アップ篇」

  1. 「どれだけ貯金すればいいのか」
  2. 「どうすればもっと貯金できるのか」
  3. 「どうすれば罪悪感を覚えずにお金を使えるのか」

「投資力アップ篇」

お金を働かせるために考えるべき問題の答えを示しています。

  1. 「なぜ投資すべきなのか」
  2. 「どんな対象に投資すべきか」
  3. 「どのくらいの頻度で投資すべきか」

「ジャスト・キープ・パイイング」とは、収益を生み出す様々な資産を継続的に購入することだ。

収益を生み出す資産とは、将来的に不労所得を生み出せる、株式、債券、不動産などの資産のこと。

ただし、細かな戦略はそれほど重要ではない。

なにより大事なのは、「どんな金融資産を、いつ、いくらくらい買うべきか」ではなく、ただひたすら買い続けることだからだ。

このアイデアはとても単純に見える。

実際、極めて単純だ。

家賃や住ローンを払うのと同じように投資を習慣にし、食料品を買うように頻繁に金融資産を買うしただそれだけなのだ。

JUST KEEP BUYING p14〜15

第1章 どこから始めるべきか?

お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由

何を重視すべきかは、その時点の経済状況次第です。

投資資産が少ないなら、貯金を増やすこと(そしてそのお金を投資すること)に注力すべきだし、すでに大きな投資資産があるのなら、投資計画に時間を費やしたほうがいい。

JUST KEEP BUYING p38

これをどのように求めるかですが、次の額を比較してください。

  • 今後1年間に無理なく貯金できる額
  • 今後1年間に予想される投資収益

貯金額の数字のほうが多い人は、貯金を増やすことに集中すべきです。

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第1部 貯金力アップ篇

  • 第2章 どのくらい貯金すればいいのか? 思っているほど多く貯めなくても大丈夫
  • 第3章 こうすればもっと貯金できる パーソナルファイナンス最大のウソ
  • 第4章 罪悪感なしでお金を使う方法 「2倍ルール」と充実感の最大化
  • 第5章 収入アップに合わせて生活レベルを上げるのは、どれくらい許される? 世間で思われている以上に、給料が増えた分、豊かさは享受できる
  • 第6章 借金はすべきか? クレジットカードの負債が必ずしも悪ではない理由
  • 第7章 家は借りるべきか買うべきか? 人生最大の買い物をどう考えるか
  • 第8章 頭金を貯める方法 なぜ「時間軸」が大切なのか?
  • 第9章 いつリタイアできるか? 一番大切なのは「お金」ではない

貯金に関するアドバイスのほとんどは間違っています。

例えば「 収入の2割を貯金しよう」といったアドバイスなどです。

こうしたアドバイスでは所得の違いが考慮されておらず、誰もが同じ割合で貯金できると仮定しています。

しかし、研究によって、それが間違いであることは裏づけられています。

貯金に関するアドバイスとしては、「できる範囲で貯金する」と「自分が思っているほど貯金する必要がない」というのが結論になります。

そして、貯金するためには、収入を増やすか、節約して支出を減らすしかありません。

効果が高いのは収入を増やすことです。

収入が増えても、支出が同じように増えるわけではないことが分かっているからです。

「支出を減らせばお金持ちになれる」は、パーソナルファイナンスの最大のウソなのだ。

JUST KEEP BUYING p37

こうして貯蓄がうまくいったとして、いつリタイヤできるかは難しい問題です。

そこで便利なのが、リタイヤの時期を判断するためのシンプルなルール「4%ルール」です。

これを基にして、リタイヤ初年に予想される年間支出額の25倍の資産が貯まればリタイヤできます。

なお、若くして目標資産を達成しても著者はFIREを勧めていません。

第2部 投資力アップ篇

  • 第10章 なぜ投資すべきか? お金を増やすことが重要な時代になった3つの理由
  • 第11章 何に投資すべきか? 「富への唯一絶対の道」は存在しない
  • 第12章 個別株は買うな 個人投資家を焼き尽くす投資哲学
  • 第13章 いつ投資すべきか? なぜ早いほうがいいのか
  • 第14章 安値を待つべきではない理由 神でさえ「ドルコスト平均法」には勝てない
  • 第15章 投資が「運」に左右される理由 と、なぜ「運」を気にしすぎる必要がないのか?
  • 第16章 相場の変動を恐れるな 投資で成功するための「入場料」
  • 第17章 暴落時の投資法 パニック時でも平静さを保つメンタル
  • 第18章 いつ売ればいいのか? リバランス、集中投資状態、投資の究極の目的について
  • 第19章 資産が増えてもお金持ちと感じられない理由 なぜ、あなたはすでに豊かなのか?
  • 第20章 一番重要な資産 なぜそれはこれ以上増やすことができないのか

今すぐ投資をすべき理由が3つあります。

  • 【投資すべき理由1】老後に備えるため
  • 【投資すべき理由2】インフレから資産を守るため
  • 【投資すべき理由3】「人的資本」を「金融資本」に置き換えるため

インフレに対抗する唯一の武器は投資資産を増やすことです。

投資とは、自分が働かなくなっても代わりにお金を生み出し続けてくれる金融資産をつくることです。

富を築く方法はいくつもある。勝つ方法はたくさんあるのだ。

そのため、自分に合ったものを見つけるために様々な方法を検討する必要がある。

お金持ちになりたければ、多様な収入源となる投資資産を買い続けるべきだと私が推奨しているのもそのためだ。本書のメッセージの中心にあるのはこの考え方だ。

難しいのは、どの投資資産を保有するかを決めることだ。

投資ポートフォリオを株式と債券だけにしている人は多いが、私は彼らを責めたりはしない。この2つは王道というべき資産クラス(投資資産)だからだ。

とはいえ、株式と債券は数ある資産クラスの一部にすぎない。

本気で富を増やし続けたいなら、まずはあらゆる投資対象を検討すべきだ。

p199

著者が保有したことがある資産クラスは4つだそうです。

下記が代表的な資産クラスです。

  • 株式…個別銘柄、インデックスファンド、ETF
  • 債券…債券インデックスファンド、債券ETF
  • 不動産
  • 不動産投資信託(REIT/リート)
  • 農地
  • エンジェル/中小企業
  • ロイヤリティ
  • オリジナル商品

これらの他に、金、仮想通貨、コモディティ、芸術品、ワインなどがあります

個別株投資をしてはいけません。

理由は金融論的な主張と存在論的な主張があります。

金融論的な主張としては、

75%のアクティブ・ファンドはベンチマークとなる市場の指数を超えていません。

この75%には、専門のアナリストチームを大勢抱える資産運用会社が運用するファンドが含まれています。

つまり、プロがフルタイムで取り組んでも優れたパフォーマンスを発揮できないのです。

個人投資家がそれを上回ることができるでしょうか?

1926年から2016年にかけて、米短期国債を上回る株式の超過リターンを生み出したのは、わずか4%の株式でした。

この4%の銘柄を選び、96%の銘柄を選ばない自信はありますか?

存在論的な主張としては

個別株投資をするプロのうち10%は、長期的に明確な成果を上げられています。

しかし、逆にいえば、残り90%はおそらくそうではありません。

自分に個別株投資をする力量があるか判断できる人がどれくらいいるでしょうか?

では、いつ投資すべきなのでしょうか?

投資判断の指針となる情報は、次のとおりです。

ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しています。

この経験的証拠は、私たちができるだけ早く投資すべきであることを示唆しています。

分割投資と即一括投資を比較すると、ほとんどの場合、即一括投資のほうが優れています。

これは、ほとんどの投資資産や期間にも当てはまり、株に割高感があってもほぼ当てはまります。

つまり、投資への決断が遅れれば遅れるほど、得られるリターンは少なくなるということです。

今すぐ全額投資しよう

これは、少しばかりバカげたシミュレーションでも説明できる。100万ドルの投資資金を与えられ、これからの100年でできるだけ資金を増やしたいとする。ただし、投資戦略は次の2つのうち、どちらかを選ばなければならない。

1 今すぐすべての資金を投資する
2 百数年間、毎年資金の1%を投資する

投資した資産価値が時間の経過とともに増えると仮定した場合(もしそうでなければ、なぜ投資するのか)、100年かけて投資するより、今すぐ全額投資したほうがいいのは明らかなはずだ。

100年、つまり1世紀もかけていたら、それだけ高い価格で投資資産を買わなければならなくなるし、投資に回していない現金もインフレによって価値が下がってしまう。

これと同じ理屈は、100年よりはるかに短い期間にも当てはまる。100年待つべきでないなら、100か月待つべきでも、100週間待つべきでもない。 古いことわざにあるように、 「物事を始めるのに最高の日は昨日。次にいいのが今日」

JUST KEEP BUYING p236

分割投資が即一括投資を大幅に上回っているのは、大きな市場暴落(1929年、2008年等)が起こる前のピーク時だけで、それ以外は概して下回っている。

JUST KEEP BUYING p245

投資では運がカギを握っているのは事実です。

そこで、取るべき戦略は次のようになります。

低リスク資産(横券等)に分散投資するー老後に備えて十分な情券を保有していれば、株価の下落時に資産を取り崩す際、株ではなく債券を売ることでマイナスの影響を抑えられる

市場の低迷時は、資産の取り崩し率を減らすー年率4%で資産を取り崩そうとしていたときは、一時的にその率を下げることで市場の暴落による損失を軽減できる

パートタイムの仕事をして収入を補うーリタイア生活のメリットは、自分の時間を使って何をするかを決められることだ。市場が低迷しているときは、資産を取り崩す代わりに、できる範囲で働き、収入を補うことを検討してみよう

p307

投資を学ぶにあたって避けられない考え方に「責任投資原則」(PRI:Principles for Responsible Investment)があります。2006年、国際連合事務総長のコフィー・アナンが金融業界に提唱したもので、機関投資家の意思決定プロセスにESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))を反映させるべきとした世界共通のガイドラインです。ESGを考慮に入れる投資手法は「ESG投資」と呼ばれ、他に「責任投資(Responsible Investment)」「持続可能な投資(Sustainable Investment)」などとも呼ばれます。ESG投資の流れを裏付ける考えの一つが、「責任投資原則」(PRI)です。すでに世界1,500機関以上のアセットオーナーや運用会社などが署名しており、世界最大の年金基金である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2015年9月に署名しました。ESG投資は一般的な投資手法(メインストリーム)へと変貌を遂げました。そして、ESG投資や責任投資には持続可能性への貢献と、SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)に貢献する役割が期待されています。投資の世界でもSDGsを基本事項として理解しておかなければならない時代になりました。今では一歩進んでポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)という、SDGsを達成するための投融資が始まりました。
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