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「これから始める! 2020年への株式投資 伸びる業界&投資タイミングを徹底予測!」内容の要約と紹介:大和証券投資戦略部

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概要

2020年。東京オリンピック・パラリンピックの年。

本書が発行された年から約6年先の年。

それまでに伸びるだろうという業界に焦点を当てている。

また、期待される企業も紹介している。

約6年というと、中期的に期待できる業界ということになる。

つまりは、すでに存在しており、実用化・商業化のめどが立っている、もしくはめどが立とうとしている業界・企業の紹介が中心となっている。

5つの大きなテーマに沿って、26の投資テーマと関連する企業を取り上げている。

2013年12月11日1版1刷

第1章 五輪開催へ 東京が、日本が変わる

2020年のオリンピック開催に合わせて東京は変貌していく。

いいタイミングだった。
 というのは
社会インフラが大量に寿命を迎える時期に差し掛かっていた

鉄筋コンクリート製の社会インフラは50年程度が寿命といわれているからだ

今後日本で期待できる公共投資は大都市インフラの「更新」であるため、国民の経済活動に効果の小さい悪いばらまきとは異なる。

更新投資は経済的に効果が高く、良い公共投資である。

投資額は真水として効果的に所得を誘発することにつながりやすい

日本の社会インフラが変わることによって、新しいビジネスが立ち上がる可能性が高まる。

第2章 成長戦略で「日本再生」

日本再興戦略とよばれる成長戦略こそが、中長期的な真の主役といえる

日本のように成熟した先進国の経済成長には、労働力人口の増加や、資本蓄積ではなく、全要素生産性(TFP)の向上が重要とある。

生産性は技術進歩と効率性の2つの要因に大別される。
 ▼
規制緩和に切り込み、経済の効率性の改善を図れるかがポイントとなる

第3章 少子高齢化社会の衝撃

2020年までに横浜市約370万人に近い人口が消えるとみられている。

一国の経済成長は、労働投入の増加、資本投入の増加、生産性の向上で決まるといわれている。
 となると
労働投入量の減少を意味する人口減少と高齢化は日本経済にとって大きな課題となる。
 ▼
女性や高齢者が働きやすい社会

成熟分野から成長分野への労働移動をスムースにする環境整備

機械化、技術革新
 などによってカバーできる部分もある
そして

シニアビジネスは新たな成長戦略の一つとなる

第4章 防災・資源・エネルギー 次世代への対応

外的リスクの低減
1.自然災害
2.気候変動
3.資源不足
4.食糧不足
これらを克服していくことが大きな課題である

第5章 2020年・世界を変える新たな技術

技術革新
1.医療における再生とオーダーメイド
2.宇宙産業の官から民への移行
3.自動車の自動運転
4.ウェアラブル端末
5.藻を使ったエネルギーの創出

投資を学ぶにあたって避けられない考え方に「責任投資原則」(PRI:Principles for Responsible Investment)があります。2006年、国際連合事務総長のコフィー・アナンが金融業界に提唱したもので、機関投資家の意思決定プロセスにESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))を反映させるべきとした世界共通のガイドラインです。ESGを考慮に入れる投資手法は「ESG投資」と呼ばれ、他に「責任投資(Responsible Investment)」「持続可能な投資(Sustainable Investment)」などとも呼ばれます。ESG投資の流れを裏付ける考えの一つが、「責任投資原則」(PRI)です。すでに世界1,500機関以上のアセットオーナーや運用会社などが署名しており、世界最大の年金基金である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2015年9月に署名しました。ESG投資は一般的な投資手法(メインストリーム)へと変貌を遂げました。そして、ESG投資や責任投資には持続可能性への貢献と、SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)に貢献する役割が期待されています。投資の世界でもSDGsを基本事項として理解しておかなければならない時代になりました。今では一歩進んでポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)という、SDGsを達成するための投融資が始まりました。

目次

第1章 五輪開催へ 東京が、日本が変わる
 1  スポーツ祭典都市・TOKYO
 2  東京都心大改造
 3  「夢の超特急」、リニア中央新幹線
 4  「おもてなし大国」日本
 5  カジノ構想で観光客誘致
 6  NISAが変える資産運用

第2章 成長戦略で「日本再生」
 7  巨大市場への入り口となるTPP
 8  復活するニッポン農業
 9  電力システム改革とエネルギーの未来
 10 「公共」事業、官から民へ
 11 「人は石垣」 グローバル人財育成
 12 世界を席捲するクールジャパン

第3章 少子高齢化社会の衝撃
 13 最先端技術が牽引する介護ロボット
 14 シニアの心をつかむ企業
 15 成長のカギは女性活用
 16 変わる働き方、流動化する雇用

第4章 防災・資源・エネルギー 次世代への対応
 17 目指せ、防災立国
 18 亜熱帯都市・東京 日常化する異常気象
 19 海洋資源を掘り起こせ
 20 ウナギとマグロの完全養殖

第5章 2020年・世界を変える新たな技術
 21 再生医療、実用化へ
 22 医療もオーダーメイドの時代に
 23 官から民へ、商業化が進む宇宙産業
 24 グーグルも参戦、次世代自動車
 25 スマートフォンの次、ウエアラブル端末
 26 微細藻、バイオ燃料の主役へ

第1章 五輪開催へ 東京が、日本が変わる

1  スポーツ祭典都市・TOKYO

オリンピックに向けての競技場や選手村の建設
 ▼
2020年以降 選手村などを超大型マンションとして一般向けに分譲・賃貸へ
東京の一等地に最大約4,000戸。

1.大成建設(1801)
2.一休(2450) … 2013年以降、高級ホテルの開業が相次ぐ、一休は高級ホテルなどに強みを持つ
3.ジャパン・ホテル・リート投資法人 … ホテルへの投資比率が100%のホテル特化型リート
4.TOA … 防犯カメラや非常用放送設備など防犯・防災システムなど

2  東京都心大改造

インフラの整備
=鉄道、高速の整備
 ▼
2020年までに3つの環状道路を9割完成へ

1.三菱地所(8802)
2.関電工(1942)
3.東鉄工業(1835) … 建設関連工事に強みがあり、売り上げの約8割がJR東日本
4.ジョーボンドホールディングス(1414) … 橋梁・トンネル・道路などコンクリート構造物補修工事最大手

3  「夢の超特急」、リニア中央新幹線

JR東海(9022)
日立造船(7004) … トンネル工事のシールドマシン
名工建設(1869) … 中部地盤の建設会社
昭和電線ホールディングス(5805) … 中堅の電線メーカー

4  「おもてなし大国」日本

観光は経済への波及効果が大きい

11年の国内旅行消費は22.4兆円
→旅行消費から波及効果考慮すると46.4兆円にのぼる

 公共事業の約2倍の経済波及効果がある
海外からの旅行者が少なく、伸び代がある分野

オリエンタルランド(4661)
エイチ・アイ・エス(9603)
ベネッセホールディングス(9783) … ベルリッツを有している、英語取得意欲が高まるか?
寿スピリッツ(2222) … 菓子大手

5  カジノ構想で観光客誘致

世界を見渡すと、約140か国にカジノが存在している

先進国でカジノがないのは日本くらいで、カジノはもはやなければ観光客にそっぽを向かれる施設になった

セガサイーホールディングス(6460)
コナミ(9766) … カジノ用スロットマシン
日本金銭機械(6418) … 紙幣の真贋判定を行う機械
インターライフホールディングス(1418) … パチンコホール向け内装工事に強み

6  NISAが変える資産運用

モーニングスター(4765)
だいこう証券ビジネス(8692)

第2章 成長戦略で「日本再生」

7  巨大市場への入り口となるTPP

NTN(6472) … ベアリング大手3社の一角 関税が低くなるとメリットが大きい
六甲バター(2266)
三井造船(7003)
良品計画(7453)

8  復活するニッポン農業

ぐるなび(2440)
カゴメ(2811)
オイシックス(3182)
コメリ(8218)

9  電力システム改革とエネルギーの未来

大崎電気工業(6644) … スマートメーター
石油資源開発(1622) … カナダのブリティッシュ・コロンビア州にシェールガス権益を所有
川崎重工業(7012)
シェニエール・エナジー

10 「公共」事業、官から民へ

高度成長期に整備されたインフラの老朽化

膨大な更新費用が必要となる
 一方
日本の財政は悪化している
 ▼
打開策として、民間の資金やノウハウを利用したインフラの整備・運営

マッコーリー・グループ
日本取引所グループ(8697)
乃村工藝社(9716)
日本上下水道設計(2325)

11 「人は石垣」 グローバル人財育成

ベネッセホールディングス(9783)
ニチイ学館(9792)
パソナグループ(2168)
ビジネス・ブレークスルー(2464) … 大前研一が社長

12 世界を席捲するクールジャパン

サンリオ(8136)
テレビ朝日(9409)
スタートトゥデイ(3092)
クックパッド(2193)

第3章 少子高齢化社会の衝撃

13 最先端技術が牽引する介護ロボット

大和ハウス工業(1925)
菊地製作所(3444)
東海ゴム工業(5191)
安川電機(6506)

14 シニアの心をつかむ企業

コシダカホールディングス(2157)
リゾートトラスト(4681)
LIXILグループ(5938)
KNT-CTホールディングス(9726)
ロングライフホールディング(4355)
ユニ・チャーム(8113)

15 成長のカギは女性活用

JPホールディングス(2749)
ピジョン(7956)
セブン&アイ・ホールディングス(3382)
テンプホールディングス(2181)

16 変わる働き方、流動化する雇用

リブセンス(6054)
TAC(4319)
ヒューマンホールディングス(2415)
三菱地所(8802)

第4章 防災・資源・エネルギー 次世代への対応

17 目指せ、防災立国

五洋建設(1893)
ピーエス三菱(1871)
矢作建設工業(1870)
日立国際電気(6756)

18 亜熱帯都市・東京 日常化する異常気象

三菱電機(6503)
日本無線(6751)
ウェザーニュース(4825)
パナホーム(1924)

19 海洋資源を掘り起こせ

日本海洋掘削(1606)
三井海洋開発(6269)
応用地質(9755)
鉱研工業(6297)

20 ウナギとマグロの完全養殖

マルハニチロホールディングス(1334)
日本配合飼料(2056)
林兼産業(2286)
ヨンキュウ(9955)

第5章 2020年・世界を変える新たな技術

21 再生医療、実用化へ

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)
タカラバイオ(4974)
リプロセル(4978)
セルシード(7776)

22 医療もオーダーメイドの時代に

テラ(2191)
中外製薬(4519)
栄研化学(4549)
シスメックス(6869)

23 官から民へ、商業化が進む宇宙産業

IHI(7013)
明星電気(6709)
三菱電機(6503)
住友精密工業(6355)

24 グーグルも参戦、次世代自動車

グーグル
デンソー(6902)
岩谷産業(8088)
日清紡ホールディングス(3105)

25 スマートフォンの次、ウエアラブル端末

NTTドコモ(9437)
ソニー(6758)
フュートレク(2468)
日本電波工業(6779)

26 微細藻、バイオ燃料の主役へ

ユーグレナ(2931)
DIC(4631)
JXホールディングス(5020)
IHI(7013)

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