概要
『「学び」を「お金」に変える技術』の図解版。
記入式のワークシートもついている。
薄いので、気軽に読み流せる。
ジョセフ・マーフィやナポレオン・ヒルの説く内容と基本的には同じ。
すでに、両者の本を読んだことがあるのならば、本書は極めてなじみやすいと思う。
本書で説くのは「学ぶ」ことを「継続する」こと。
単なる小手先の学びではなく「大人の学び」を選択すること。
そのための「投資は惜しまない」し、「時間を作り出す」ことを考え、「行動する」ということ。
その一つの方法として、速読と速聴というテクニックを紹介しているが、オーディオブックの利用というのが現実的だろうと思う。
ひと昔前なら、オーディオブックと言えば落語くらいしかなかったが、いまはビジネス書もオーディオブックで聞ける。
選択肢として「あり」の時代になってきている。
上記のテクニック以外の部分で、本書を読んで、心に残ったのは次の一節である。
『50歳までは勉強をしなさい。そこまで勉強を続ける人はいないから、間違いなくトップランナーになれますよ』
確かにそうだと思う。
最近は意識して勉強する人が増えてきているし、今後の社会のあり方が変わることを考えると、50歳ではなく60歳と読み替えるべきであろうが、確かにそうだと思う。
「ワーク・シフト」などで描かれる世界では、学び続けることが要求される時代が迫っている。それも10年待たずに。
目次
第1章:価値のある学びとは?
第2章:「学び」を「お金」に変えるための具体的な行動指針
第3章:「学び」の時間を無限化するための技術
第4章:「学び」の成果をどう「お金」に結びつけるか
第5章:「学び」を「お金」に変えるための人間関係を築く技術
第6章:「学び」を「お金」に変える習慣を身につける技術
第7章:「学び」を「お金」に変える技術の総復習