全ての知識と知恵はSDGs(Sustainable Development Goals)のために。

「10歳からの東大式勉強術入門」内容の要約と紹介:橋本拓磨

この記事は約7分で読めます。

様々なアンケートをもとに、筆者の考えを述べていますので、ご参考になる部分が多いと思います。

本書で最も伝えたいのは、夢中になれるものを見つけて欲しいということだそうです。

夢中になることで学びを深めることの楽しさを知り、詳しく知っていることで自信が持てるようになります。

そして、夢中になれるものを見つけるには、視野を広げることが大切です。

視野を広げるために、様々な機会を与えて欲しいと著者は述べています。

スポンサーリンク

勉強習慣編

Q . 10歳頃、勉強は好きでしたか?

好き:約41%
どちらでもない:約42%
嫌い:約17%

嫌いだったの割合が低いのが目立つ結果になりました。著者は勉強に対して抵抗感がないことに注目しています。

そして、分からないことが出てきた時に分からないことに立ち向かえることが重要だと言います。

分からないことを一つ一つ解消できる環境づくりが重要です。

Q . 小学校の宿題は毎回取り組んでいましたか?

毎回取り組んでいた 61%
ほぼ毎回取り組んでいた 26%

塾の宿題と学校の宿題があっても、学校の宿題に取り組むのが前提条件になっています。

学校の宿題はすぐに終わるので、サッサと片付けてしまうという感覚です。

Q . 小学校の宿題以外で、平日どのくらい勉強をしていましたか?

塾に通っていなくても、宿題以外に勉強していた人は一定数(46%)います。

そして中学受験をする場合は、できることは全てやるつもりで、学校以外の塾などでの勉強をする必要があります。

苦手な範囲は早いうちに克服するのがベストです。

Q . 親から「勉強しなさい」と言われたことはありましたか?

全く言われていない 35.2%
ほとんど言われていない 35.7%

日々勉強しなさいと言われていなかった人が7割です。

勉強のことで怒られる状態を避けて、勉強に対する抵抗感を無くしていくことが重要です。

具体的にルールを決め、子供が納得する形にし、ルールに従って勉強するだけの状態を作るのが重要です。

Q . 勉強のやる気を引き出すために気を遣っていたことは何ですか?

ご褒美ではなく、子どもが強く興味をかき立てられるものを提供することです。

褒める時は、褒めた理由を加える、さらなるステップアップを期待する、ということを盛り込むようにしましょう。

Q . 英会話教室に通っていましたか?

約3人に1人が通っていました。

全国から見ると、割合は高い傾向にあります。

中学以降に抵抗なく学習し続けることができるようになります。

Q . 10歳頃の成績は、学校でどれくらいでしたか?

学年で5番以内 54%
上位3割くらい 41%

Q . 10歳頃、子どものことをまわりよりも頭が良いと思っていましたか?

はい 75%

10歳頃の時期に勉強が得意と思えるかが、勉強ができる状態を保つことに大きく関係します。

やったことを褒めて、力がついている部分を認めてあげ、次につながる勉強の具体的なアドバイスをセットで伝えることで、励ましと苦手克服の両方を行えます。

Q . 小学校のテストでは何点くらいとっていましたか?

ほぼ100点 67.7%
90点台 25%

満点でないとダメと思わせないようにしましょう。結果より満点を目指す過程を重視するのが必要です。

Q . 勉強につまずいたり、つらくなったりしたとき、どうしていましたか?

つまづいた時には、つまづくことは悪いことではないという意識を与え、分からないところを調べる方法を教えてあげるなどだけでも効果的です。

Q . 英検・漢検のどちらかは受けていましたか?

受けていた 48.4%

最大のメリットは目標に向かって勉強して達成感を味わう経験です。

Q . 主な勉強場所はどこでしたか?

リビングでの勉強が圧倒的多数です。

Q . 中学受験はしましたか?

はい 59.6%

Q . 中学受験はしたほうがよいと思いますか?

したほうがよい 58.1%

Q . 塾には何年生から通わせていましたか?

中学受験の有無に関わらず、半数以上が小学4〜6年生から通塾。

スポンサーリンク

生活習慣編

Q . 子どもが夢中になった物事に、どう反応していましたか?

環境を整える 38.6%
一緒に楽しむ 22.7%
見守る 15.9%

10歳の頃は視野を広げて興味あるものを見つけてとことん夢中になる経験が重要です。

Q . 10歳頃、将来の夢はありましたか?

あり 87.9%

Q . 子どもの将来の夢を応援していましたか?

はい 90.9%

知っている世界を広げる手伝いが大切です。

Q . 子どもに家事の手伝いをさせていましたか?

はい 66.7%

メリットは親からの信頼を分かりやすい形で実感できることです。

Q . 日常生活の疑問は誰に質問していましたか?

親に聞くが圧倒的多数です。

そのため、丁寧に答える、疑問に真摯に向き合う態度が重要です。

Q . 親と一緒に食事をしていましたか?

朝食は56%
夕食は67%

コミュニケーション力を育む場として大事だと言われています。

Q . 家庭内で子どもに対してルールを設けていましたか?

設けていた 61.3%

ルールを守れる子は自分を律することができます。

Q . テレビについて制限はありましたか?

時間も番組も制限されていなかった 78.2%

視野を広げる入口になりやすいので、最低限のコントロールをして、子供の興味や好奇心を制限しないでテレビのメリットを活かしましょう。

Q . 子どもを叱ることはありましたか?

はい 84.8%

挑戦して失敗したことは怒らず、叱るときは理由を伝えましょう。

Q . 子どもを「やりたがらないけどやらないといけないこと」に向き合わせるためにどうしていましたか?

なぜやるべきかの理由をしっかり話し、親がしっかり手本を示すことです。

Q . 子どもは10歳頃何時に起床していましたか?

6時台 39.5%
7時以降 58.1%

Q . 子どもは10歳頃何時に就寝していましたか?

21時台 39.5%
22時台 41.9%
23時台 16.1%

Q . 子どもの机はきれいでしたか?

きれいときれいではなかったで半々

Q . 朝食は毎日食べていましたか?

はい 93.5%

Q . 食事で気をつけていたことはありますか?

栄養バランスと家族で食べるがツートップ

Q . 決まった額のお小遣いを毎月もらっていましたか?

もらっていた 31.5%
必要に応じてもらっていた 31.5%
もらっていない 37.0%

趣味・習い事編

Q . 趣味や興味をもっていたことは何でしたか?

スポーツ、読書、コンピュータゲームが上位

多種多様な趣味や興味の分野が挙げられていたのが特徴的だそうです。

Q . 家に図鑑はたくさんありましたか?

図鑑所有率は9割越え

5冊以上ある家庭は6割を超える

Q . 10歳頃どのくらい読書をしていましたか?

まんがを除いた週1回以上の読書が6割以上

Q . どのくらいまんがを読んでいましたか?

ほとんど読まない 37.9%

Q . 何かスポーツをしていましたか?

していた 74.2%

水泳、サッカー、野球が上位のようです

Q.博物館や美術館、科学館にはどれくらいの頻度で行っていましたか?

半数以上が年複数回行っています

Q . ゲームはどのくらいの頻度でしていましたか?

過半数が週4回以上はゲームをしていました

Q . 子どもにどんな習い事をさせていましたか?

スイミングとピアノ・音楽が圧倒的です

平均1.65種類の習い事をしています。

Q . とことん暗記していたものはありましたか?

はい 36.3%
いいえ 63.7%

Q . インターネットを使っていましたか?

はい 54.8%
いいえ 45.2%

Q . 携帯電話持やスマートフォンは持っていましたか?

はい 31.5%
いいえ 68.5%

Q . 学校以外で生き物や植物を育てたことがありますか?

はい 85.5%
いいえ 14.5%

Q . 12歳までに、海外に行ったことがありましたか?

いったことがない 50.8%
いったことがある 39.5%
住んでいたことあり 9.7%

Q . 12歳までに、どのくらい国内旅行に行っていましたか?

4分の3が毎年国内旅行に行っている

Q . 子どもに興味をもってもらうために、親が誘導するのは良いことだと思いますか?

良い 51.5%
分からない 45.5%

タイトルとURLをコピーしました