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「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」内容の要約と紹介:松永暢史

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本は最も安上がりな知育教材

たしかに、本が最も安上がりな「知育教材」であると思う。

息子が絵本が好きで、どう読んであげればよいのだろうかと思っていたところ、本書で「ゆっくりと、一音一音ハッキリと読む」という方法論を説いていたので、読み聞かせをさっそくやってみた。

こちらの技術不足だろうが、息子の集中力のないことないこと。
でも、楽しく聞いてくれていたようだったので、続けようかと思う。

それに、オススメ本が145冊紹介されているというおまけがいい。
そして、祖父母からのプレゼントは本にしてもらうのがよいという記述には、それがあったかぁ、と思った。おもちゃを貰ってもかさばるだけで少々困ったなぁと思っていたところだったので。

さて、毎日の読書習慣が1時間以上ある小学生は6人に1人だという。
16%に相当する子供しか、そうした習慣がないということである。

この16%の小学生が他の84%の小学生に比べて学力がどのくらい違うのかという調査があるととても面白いのだが、仮に、84%の小学生に対して学力の優位性が認められるのだとすると、読書習慣は良い習慣ということになる。

上位5%に相当する大学へ子どもを入れたいと考えている場合、読書習慣のある子供(優位性が認められるのであればだが)に育てておくのがのちのち有利になると思われる。
上位16%(優位性が認められるのであればだが)の中から、最終的な5%への道が切り開かれていく可能性が高いからだ。84%の中にいる子供が、5%にたどりつくようになるのは極めて厳しい道のりになる可能性がある。
まぁ、もっとも、読書習慣のある子どもの方が、そうでないという子供に比べて、学力の優位性があるという前提であるが。

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「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」の紹介

小さな子供がいる家庭には、良い本だと思う。
書かれていることは納得できるのだが、あくまでも経験則に基づくものなので、根拠(エビデンス)がないのが惜しい。
教育の研究の世界で、常識となりつつあるエビデンス・ベースド・エデュケーション(EBE)。医学の世界で先行してきたエビデンス・ベースド・メディスン(EBM)の科学的手法(疫学や統計学など)を取り入れたものだが、根拠に基づくことで、一層説得力が増すのに。惜しい。

「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」について

読み聞かせから始めて、本の世界に入ることで、語彙力から文書理解力、思考力、集中力、表現力など、学力向上に欠かせない力がやしなわれていく

国語力はすべての科目を学んでいく上での必須のもの
また、
読書の経験があるからこそ適切な表現で的確な主旨の文章を書くことができる

音を聞かせる
絵本に書かれている一文字一文字を、子供の耳からカラダに注入させるようなイメージで読んで聞かせる

スラスラ読んではいけない
すべての音をしっかりと同じ強さで発音する
棒読みのようになってよい

「は」と「が」の違いを体感的に覚えることができる

読み聞かせのコツ

1.一音一音ハッキリ読む
2.声音は自然な感じで
3.文章を変えて読まない
4.年少ほどゆっくり読む
5.ねっ転がって読む

「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」目次

第1章 「読書量」で子どもの学力は決まります!
英語を習う?塾に行く? それよりは「本」です
1日5分の読み聞かせで勉強ができる子に!?
本が子供の学力を伸ばしてくれる理由
10歳までにどれだけの「読書量」を積んだか
読書習慣があるだけで、頭ひとつ抜き出ます

第2章 10歳まで徹底的にしてあげたい「読み聞かせ」
読み聞かせは最初かつ最重要な読書経験
「一音一音ハッキリ読み」で子どもがじっと耳を澄ます
勉強しなくても国語が得意になるしくみ
効果絶大。これが読み聞かせのコツ
「一音一音ハッキリ読み」の発見に至ったきっかけ
「音が良い」絵本を選ぶことも大切
音の楽しさで子どもが本好きに
お気に入りを「めっちゃ読み」してあげよう
本に興味を示さない子は紙芝居から入る
一気に紹介!「音の良い」オススメ絵本

オススメ本紹介
1,2歳から
3,4歳から
5,6歳から

第3章 本を読まずにはいられない「環境」をつくる
読書は習慣。習慣づけは親の役目です
一日の中で「本を読む時間」を決める
本は惜しまずどんどん買おう
図書館で本をごそっと借りてくる
この誘導作戦で、本を読まずにいられなくなる!

第4章 自分からどんどん読書する子になる方法
自分で本を読めるようになるには段階がある
子どもに「本を読んでもらう」のもアリ
頭が良くなる本は「文学」と「知識本」の二本立て
本で興味を持った世界を実際に体験させよう

オススメ本紹介
幼年童話
児童書
名作シリーズ
自然
数学・科学
社会
歴史
遊び

オススメ本紹介(読み聞かせ)

1,2歳から

どんどこ ももんちゃん
おふとん かけたら
わにわにのおふろ
おやおや、おやさい
タンタンのハンカチ
いっぱい やさいさん
あのやま こえて どこ いくの
まんまる おつきさん
コッコさんと あめふり
すっぽんぽんのすけ
さつまのおいも
なにをたべてきたの?
くいしんぼなめれおん
くろねこかあさん
おおきなかぶ

3,4歳から

すてきな三にんぐみ
かいじゅうたちのいるところ
きぜつライオン
かあさんになったあーちゃん
ぽとんぽとんはなんのおと
くすのきだんちのコンサート
そらまめくんのベッド
へんしんトンネル
どうぞのいす
たろうのひっこし
ジオジオのかんむり
11ぴきのねこ
ラチとらいおん
ぼちぼちいこか
おばけの花見
とんころり
ゴムあたまポンたろう
グリーンマントのピーマンマン
したきりすずめ
あいうえおうさま
てぶくろ
おまえうまそうだな
きんようびはいつも
だってだってのおばあさん
お化け屋敷へようこそ
せなかがかゆいの
ねこのけいさん
きょだいなきょだいな
せとうちたいこさん パーティいきタイ

5,6歳から

ろくべえまってろよ
アベコベさん
ふとんやまトンネル
手ぶくろを買いに
かさじぞう
ちいさいおうち
ぶたぶたくんのおかいもの
わがままいもうと
おばけリンゴ
100万回生きたねこ
かたあしのひよこ
おばけのがっこうへきてください
となりのせきの ますだくん
こんとあき
あらしのよるに
注文の多い料理店
葉っぱのフレディ

幼年童話

もりのへなそうる
エルマーのぼうけん
くまの子ウーフ
ももいろのきりん
ふたりはともだち
ジオジオのたんじょうび
ジャングルめがね
こぐまのくまくん
はじめてのキャンプ
おでんおんせんにいく
おしいれのぼうけん
おおきくなったら
きいろいばけつ
かにむかし
おばけのはなし1
モンスターホテルでこんばんは
わかったさんのクッキー
北風とたいよう
ぽけっとにいっぱい
セロひきのゴーシュ
ものぐさトミー

児童書

森おばけ
いやいやえん
大どろぼうホッツェンプロッツ
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
ぞくぞく村のミイラのラムさん
車のいろは空のいろ白いぼうし
ぼくは王さま
ごきげんなすてご
ふしぎな木の実の料理法
にんきもののひけつ
つるばら村のパン屋さん
ルドルフとイッパイアッテナ
ガラスのうさぎ
すみれちゃん
きまぐれロボット
ノンちゃん雲に乗る
ドリトル先生アフリカゆき

怪盗クイーンはサーカスがお好き
かあちゃん取扱説明書
リズム
魔女の宅急便
銀河鉄道の夜
天と地の守り人
大造じいさんとガン
恐竜の谷の大冒険
冒険者たち
くもの糸・杜子春
新美南吉童話集
バッテリー
木を植えた男

名作シリーズ

十五少年漂流記
サアカスの馬・童謡
齋藤孝のイッキに読める名作選

自然

地面の下のいきもの
草の名前が葉っぱでわかる
講談社の動く図鑑move動物
おかしなゆき ふしぎなこおり
NATURA さかなとみずのいきもの
星座をさがそう
ビジュアル地球大図鑑 EARTH
シートン動物記 ロボ
ファーブル昆虫記 ふしぎなスカラベ
ホネホネたんけんたい
せいめいのれきし

数学・科学

壺の中
1つぶのおこめ
ライオンのおもさははかれる?
たのしい!科学のふしぎ なぜ?どうして? 3年生
もしも原子がみえたなら

社会

町たんけん
サインとマーク
ぼくらの地図旅行
よのなかの図鑑
社会のふしぎ なぜ?どうして? 3年生

歴史

野口英世
徳川家康
絵で見る日本の歴史

遊び

森の絵本
ミッケ!―いつまでもあそべるかくれんぼ絵本 I SPY 1
どこどこ?セブン
時の迷路
地球をほる

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