概要
2013年1月1日から改正された信用取引。
1日に取引できる金額に限界があったのがなくなり、FXと同じように保証金の範囲内であれば1日に何度でも回転売買ができるようになりました。
つまり、利用しやすくなりました。
そして、信用取引をする人が確実に増えています。
「個人投資家の取引額の半分以上は信用取引」という文言が帯にもあります。
それだけポピュラーな手法というわけです。
今後、自分で信用取引をするかどうかは別として、信用取引のイロハを知らないで株の取引をしているのは、極めて危険であるということです。
第1章~第2章が基本。
もっとも参考になるのは第5章。
目次
第1章 信用取引っていったい何?
信用取引と現物取引の違い
お金を借りて取引する「信用買い」の基本
株を借りて取引する「信用売り」の基本
信用取引のメリット1レバレッジがかけられる
信用取引のメリット2下げ相場でも儲かる
信用取引のメリット3株価の変動をヘッジできる
信用取引のメリット4現金以外も担保にできる
コラム 2013年制度改正でより使いやすくなった信用取引
第2章 信用取引のルールをチェック
制度信用と一般信用取引
信用売りのできる銘柄・できない銘柄
レバレッジを正しく理解しよう
保証金維持率が20%以下になるとどうなる?
借りたものは返すのがルール
現引きすれば現物が手に入る
現渡すればコストが節約できる
信用買いでかかる手数料
信用売りでかかる手数料
証券会社に口座を開く
コラム 手数料はやっぱり安いほうがいい
第3章 さあ、実際に売買してみよう
信用買いで利益の出るイメージ
信用売りで利益の出るイメージ
信用取引は短期決戦が基本
信用取引に向いている銘柄とは?
建玉保有時に気を付けること1委託保証金
建玉保有時に気を付けること2逆日歩
建玉保有時に気を付けること3返済期限
建玉決済は自分なりのシナリオで
コラム ロスカットの重要性(トライ&エラーの実践)
第4章 ケース別! 信用取引活用マニュアル
ケース1買いと売りを駆使して株価に寄り添いたい
デイトレードに向いている銘柄
低位株の売買タイミング
値がさ株の売買タイミング
デイトレードの注意点
ケース2回転売買を加速して次々に利益確定したい
回転売買に向いている銘柄
上昇トレンドでの売買タイミング
下降トレンドでの売買タイミング
回転売買の注意点
ケース3リスクなく優待をゲットしたい
クロス取引の仕組み
クロス取引の売買タイミング
クロス取引の注意点
ケース4信用取引でIPO株を狙え!
IPOの情報はどこで知る?
IPO信用取引の売買タイミング
ドテンで売りもあり?
IPOの注意点
ケース5少し長めにスイングトレード
強いトレンドを見抜くポイント
スイングトレードの売買タイミング
現引きもひとつの手段
スイングトレードの注意点
コラム デイトレードとリスクコントロール
第5章 信用取引の情報をトレードに生かそう
信用取引残高から将来の売買が分かる
評価損益率で相場の過熱感を知る
信用倍率で好取組を見分ける
貸株残高・融資残高で需給のバランスを見る
逆日歩から投資家の心理を読む
回転日数から天井を読み取る
期日からも天井や底を知る
コラム 空売り規制の緩和と信用情報について
第6章 信用取引に役立つ、ファンダメンタル分析&テクニカル分析
ファンダメンタル分析で市場の動向を探る
マクロ指標と株価の関係
テクニカル分析で値動きを読み取る
移動平均線が基本
信用取引で使う上昇トレンド
信用取引で使う下降トレンド
トレンドラインの引き方
その他の指標を利用してみよう
コラム 自分の投資スタイルを決めよう
第7章 信用取引で気を付けるべきポイント11か条
信用取引で気を付けるべきポイント11カ条
コラム 会社の増資が株にはマイナス要因?
付 録 信用取引でETFを売買する
信用取引はETFにも活用できる