この本について
「努力が勝手に続いてしまう。」
副題が『偏差値30からケンブリッジに受かった「ラクすぎる」努力術』
習慣化に対する考え方
心理学的なアプローチ
逆境に負けないしなやかな力
習慣化するのに必要なことに「やり抜く力(GRIT)」の概念も重要。
時間を把握する
1年間で使える時間は8760時間。睡眠時間を8時間とすると、残りは5840時間。仕事などを考えると、使えるのは2920時間程度。
つまり
自分のために使える時間は約3000時間。
自分が変えられることだけに集中する
何かを成し遂げる人とそうでない人の差は
努力の差というよりは、物事に対する素直さの差のほうが大きいのではないか
将来の自分を過去形で捉える
将来の自分を身近に思い描くためにお勧めなのは
将来の自分を過去形で考えること
そのための3つの方法
1.すでに目標を実現している人たちをたくさん見ること(観察すること)
2.実際にできている人がいるんだと強く思えるようになること
3.そういう人たちの存在に触れること(本やブログやSNSなど)
そして
「Do」何をするかではなく、「Be」どういう自分になっているかを考える
方向性×モチベーション×資源
方向性×モチベーション×資源を利用する
これらをうまくミックスさせれば、そんなに努力を意識しなくても結果は出せる
最初の3日間を乗り越えると、少しずつ行動が自動化されていく
感情をこまめに吐き出す
本音の感情を視覚化する機会を持つ
スモールステップ
少しのチャレンジ
うまくできなかったら、「設定」が悪かったと考える
そして、
ひとつずつ「逃げ道」をつぶしていく
タイムリミットの中で動く
朝をうまく活用する
というのは
朝はほとんどの人にとって、制約のある時間だからである。
習慣化
人間の行動の95%は無意識で、意識して行うのは5%程度
習慣化するには、スケジュールに落とし込み、意識してやり続けるうちに、だんだん無意識化していく
暗記
脳が暗記するのは、重要か重要でないかとは関係なく
単純に「接触頻度」が高いものだからである
つまり
たんたんとインプットを繰り返していけば、脳はそのうち記憶してしまう
復習
1回目の復習はざっくりと、2回目で6割くらい、3回目で8割わかるようになる
難解な本もそうである
1度ざっくりと読んで全体像をつかんで、2回目、3回目を読み直したほうが頭に入る
勉強は雑にやる
努力は不完全が一番、雑にやるのが一番
しかし
どんなことでも実践を繰り返さなければ身につかない
そして
実践の繰り返しによって、量質転化を起こせる
そのひとつの目標が「10,000時間」である。
7つの方法
1.抵抗を、前に進む力に変える
2.疑問を持たずにやってみる
3.他人を自分の目標に巻き込む
4.世の中にどう貢献できるかを考える
5.視点の切り替えをする
6.現実を見る
7.変化を受け入れる
目次
はじめに──ケンブリッジの心理学×実体験のメソッド
努力できない「無限ループ」から脱する
自分で「変えられること」と「変えられないこと」を知る
「努力できない」からつくった「自分が動いてしまう」仕組み
自分を変える最も「合理的」なやり方
Chapter1 「努力」という意識を捨てる
──自分を「その気」にしてしまう意識改革術
1 「ラクに続く方法」で努力する
「続かない努力」は自分から自信を奪っていく
「努力」と「逃避」のメカニズム
2 押さえるべき「ツボ」を見つける
やり方を少し変えるだけで「結果」は大きく変わる
「相手は何を求めているのか」を見抜く
「ツボ」のありかはこうして見つける
3 投下できる「自分の資源」を数えあげる
「目標」を見つめて「いやな努力」感を消す
使える「時間」と「お金」と「人」を明確にする
4 「2920時間」の使い方をざっくり決める
お金で「コントロールできる時間」を増やす
「自分が変えられること」だけに集中する
「最初の一歩」を踏み出す人はごく少数
5 将来の自分を「過去形」でとらえる
将来像を自分に刷り込む「3つの方法」
「行動」ではなく「状態」で考える
6 「方向性×モチベーション×資源」を利用する
いちいち苦しまなくても「結果」は出せる
「結果の出る公式」に自分の方法を当てはめる
7 「最初の3日」を乗り越える
「つらいのは最初だけ」と意識する
8 「何もしたくないモード」に陥らない方法
意識的に「重い感情」をはきだす
自分専用の「非公開」アカウントをつくる
9 成果より「目の前の課題」に集中する
「途中経過」をステップにして行動に生かす
失敗から「必要十分条件」を抽出する
Chapter2 努力の「仕組み化」7つのルール
──努力がラクで当たり前のものになる黄金則
1 「何を、どのように、いつするか」を決める
自分に対する「信頼感」をかためる
「この参考書でがんばろう」だけ決めると失敗する
「しないのが気持ち悪い」状態をつくりだす
2 していることを「たんたんと」記録していく
フィードバックが「強力なモチベーション」をつくる
3 スモールステップで「成功体験」をつくる
経験から「自分に合う方法」を見つける
少し「チャレンジ」の必要なことをやってみる
4 痛みをともなう代償を「先出し」する
「もったいないこと」をして、自分を追い込む
ひとつずつ「逃げ道」をつぶしていく
5 毎日「タイムリミット」の中で動く
同じ期間で「結果を出せる人」「出せない人」の違い
持っているすべての時間に「やること」を振り分ける
6 退屈な作業は「短時間」でくりかえす
対策なしに「スマホ」には勝てない
24時間、「いま、何をしているか」を把握する
7 「できる」「できない」を冷静に見きわめる
すべてが「中途半端」になるリスクを避ける
Chapter3 努力が勝手に「続いてしまう」技術
──「あの手この手」で自分を動かすテクニック
1 自分が「裏切れない」相手と約束をする
がんばる他人と付き合えば、自分もがんばってしまう
2 「努力ともいえない努力」を身体に覚えさせる
足場をつくって「できること」を底上げする
「小さな努力」の無意識化から広げていく
3 暗記しようとせずに暗記する
「接触頻度」の高いものだけが脳に定着する
一駅ごとに暗記とテストをくりかえす
「リラックス状態」での暗記がいちばん強く残る
4 数字で「測定」できる努力をする
いつ自分を「テスト」するかを決める
プランで「ラク」をし、チェックで「効率」を上げる
5 スケジュール帳に「自分との約束」を後押しさせる
「細かく砕いた行動」を予定に入れてしまう
6 見える化で「続ける快感」のとりこになる
目に入る「カレンダー」を塗りつぶしていく
7 やる気がしなければ、「この手」で自分を動かす
人を「意識」するだけで動きたくなってしまう
気乗りしないまま「5分」やってみる
8 自分が動いてしまう「トリガー」をつくる
五感への「サイン」で集中力を覚醒させる
「認識を切り替える言葉」で自分を洗脳する
9 復習ほど「ラクで効率のいい」学習法はない
1回目は「とりあえず」の感覚でやる
難解な本も「さらさら読む」ことで理解できる
Chapter4 こうして短期間でケンブリッジに合格した
──時間がなくても成果を出せる「超」効率的努力法
1 「捨てる」と動くのがラクになる
選択肢を絞ることで、目標に一気に近づく
2 効果的なラインを狙って「ムダな努力」をなくす
いくら「熱意」があってもダメ
最終目標が見えれば「やること」がシンプルになる
3 さらさらと「暗記」するだけで前に進める
楽しめて、「手応え感」が強いアプローチ
4 早く身につけるために「速く読む」
短期間で「聞ける」ようになるための読み方
ギターと同じやり方が効く
5 英語が「てっとりばやく」できるようになるには?
英会話学習の唯一絶対の「正解」
知識は「感情体験」を使えばさくさく頭に入る
勉強するより「場を探す」ことを優先する
6 「コピペ」で9割しゃべれるようになる
「ありもの」のフレーズをそのまま使う
いい英語をBBCからどんどん「盗む」
7 努力の時間と労力を「十分の一」にする
これならできると思える目標で「一点突破」する
これでは何年スクールに通っても話せない
これで英語の勉強は「十分の一」ですむ
Chapter5 独学でも世界のトップレベルまで行ける
──いつまでもめげずに伸びていける簡単な方法
1 「現実的な目標」にできる人の真似をする
「どの程度はやらなきゃダメか」を確認する
2 勉強は「雑」にやるのがちょうどいい
完璧を目指すより「不完全を目指す」ほうが身につく
「実践」の場を利用して自分を伸ばす
意識して「雑な自分」を演じてみる
3 アウトプットで「量質転化」を起こす
大変なことはせずに、ラクなことを「長く」やる
「数をこなす」意識で続ける
4 3分間、「呼吸」を少し変えてみる
「無心」になれる簡単な方法
息をするだけで「脳」は変わる
5 「全力」を出し切らない
睡眠の「タイムリミット」を厳格に守る
休むことで「モチベーション」に火をつける
ムリにがんばればがんばるだけ「損」をする
6 「続いてしまう人」の7つの方法
1.「抵抗」を前に進む力に変える
2. 疑問を持たずに「やってみる」
3.「他人」を自分の目標に巻き込む
4.「世の中にどう貢献できるか」を考える
5.「視点の切り替え」をする
6.「現実」を見る
7.「変化」を受け入れる
おわりに