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「残念な人の仕事の習慣」内容の要約と紹介:山崎将志

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メモ

2010年9月23日第1版1刷

『残念な人の仕事の習慣』:副題は「人間関係、段取り、時間の使い方」

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残念な人は前提条件で間違える

残念な人は決して馬鹿な人ではありません。

もったいない人と言い換えてもいいのですが、物事を考える・行動するに当たっての前提条件を間違えます。

残念な人は口の謙遜ぶりに相反して、自分の能力を過信する傾向にあります。

ちなみに、「残念な人」以前の人がいることを忘れてはいけません。

能力がない、やらない、自分のことをすら考えない人、です。

損して得取れ

これにつきます

メール術

「残念なメール」はやたらと長いというのは、確かにそうでしょう。肝に銘じておきましょう。

メールは相談事には向きません。

なぜなら、文章が上手な人はまれだからです。

相談事を正確に相手に伝えるためには、正確な文章を書く必要がありますが、それができる人は極めてまれです。

だからこそ、メールはよい話と事務連絡程度にし、悪い話や相談事は対面で行うのがよいのです。

これも、よくある話ですが、件名に【緊急】をつける人がいます。

自分にとっての緊急でしかないことがあります。

しかも本当に緊急であれば、メールした後に電話くらいするのが当然ですが、それをしない人もいます。

こうした人は残念な人以前です。

一方で、【報告】【連絡】【相談】【依頼】【質問】といった頭語をつけるのは、いい習慣だと思います。

ありがちな判断

「携帯電話に月に1万円払い、50円の卵で悩む習慣」というのは、主婦の話ではありません。

経営者ですら犯す過ちです。

そういう経営者は多いものです。

そして、同じく「コストの削減は、3%よりも30%のほうが簡単」という点に意識を持たない人も多いです。

消しゴム、ペン一本までけちる割には、無駄な買い物をする人がそうです。

同じ感覚で経営している人もいるでしょう。

30%の削減とは、経営の場合、ボトルネックとなっているものに手をつけることが多いと思いますが、これに手をつけるのが恐いのでしょう。

目次

 はじめに 「来た球を打つ」のは本当か
 残念な人は、前提条件で間違える

第1章 ピジネス編 できる人がやっている「損してトク取れ」方式
 非効率な仕事を頑張らせない
 「朝食無料サービス」で利益が増えたゴルフ場
 「忙しいから人を増やす」は何も解決しない
 朝食無料サービスで、みんながWIN-WINになった
 ビジネスホテルに「大浴場」がある本当のワケ
 33時間かかる仕事を劇的に短縮した仕掛け
 餃子の王将が半額サービスをする理由
 従業員のプロ意識を高めたスキー場の斬新なサービス
 勉強は、お金を「払って」するのではなく「もらって」するもの
 「呼び出しボタン」が招いたファミレス店員の残念な習慣

第2章 コミュニケーション編 残念なメールは金曜夜にやってくる
 昼間から疲れを想起させてはいけない
 「どう思う?」と質問する残念な人
 メジャーリーグのインタビュアーに学ぶプロの質問力
 「○○になりました」という報告はありえない
 言語明瞭、意味不明瞭
 相手に「いえいえ」と言わせるな
 WHO、WHAT、HOWと役職の関係
 金曜の26時50分の悩み相談
 「残念なメール」はやたらと長い
 メールはよい話と事務連絡、悪い話や相談事は対面で
 件名につけた【緊急】。あなたにとって?相手にとって?
 自分のタイミングではなく、相手のタイミングで話しかける
 ダメ上司ほど「帰り際」の部下を呼びとめる
 「休日も働け」という暗黙の命令を回避するには
 残念な人には「たとえば」がない
 受け身の人のノート術
 ショップ店員の残念なコミュニケーション
 「少々お待ちください」の少々は何分?

第3章 時間の使い方編 残念なタクシーに乗り込む残念な客
 残念なタクシーに乗る人は、残念な時間を使っている人
 トップ1%の運転手が実践するサービス業の真髄
 MKタクシー社員の「やる気のスイッチ」とは
 人間は意外にタフである
 仕事を早く終えるには、「早く終える」と決めるところから
 時間を詰めると、自分の弱点が見えてくる
 18時に終わって何をするのか

第4章 働き方編 二流は「単純作業」と嘆き、一流は「実験の場」と喜ぶ
 華やかなプロゴルファーの退屈な日常
 仕事は飽きるが、ゲームは飽きない
 仕事と賃金
 「標準化の圧力」との戦い
 どう差別化するか
 それでも、仕事を楽しむ
 高級ホテルの行く末と残念な日替わりランチ
 サッカー日本代表の岡田前監督に学ぶマネジャー論
 もしも「今すぐ首相に会いに行こう!」と言われたら
 人間の活動には「稼ぐ」「使う」「休む」しかない
 本業の合間に起業する「第二本業のすすめ」
 1年前と同じ仕事をしている残念な習慣

第5章 イノべーション編 もしも書店から会計レジがなくなったら…
 他業種の仕組みを盗む「ベンチマーク」の習慣
 レジ袋で2円引き
 ブックカバーは本当に必要か
 サービス業をエンジニアリングで考える
 カバン、コート、傘。これが問題だ
 客は店に「Something New」を探しに来る
 提案型の書店は支持されるのか
 目的とマッチした書籍と出会えるかどうか
 こんな書店があったらいいな
 携帯電話に月に1万円払い、50円の卵で悩む習慣
 「払い慣れてもらう」のが商売
 節約し続けると、必ず「節約疲れ」が起こる
 目的がなければ、節約は続かない
 コストの削減は、3%よりも30%のほうが簡単
おわりに 出発点は「遊び」

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