【全ての知識と知恵はSDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)のために。】一見すると関係が無いように見えることも、捉え方や考え方によって適用できます。無関係というものは、存在しません。持続可能な開発(Sustainable Development)とは「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」のことです。将来の世代を犠牲にしないように、何ができるのか学び、そして考える時代が始まったのです。

お茶の中で「紅茶」が最もインフルエンザウイルスを無力化するという研究報告

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紅茶には高いインフルエンザウイルス感染阻止力がある

「紅茶」が最もインフルエンザウイルスを無力化するそうだ。三井農林株式会社のサイト「お茶科学研究所」で公表された研究結果。インフルエンザウィルス対策に良いとされる飲み物などと比較してなので、もっと効果的なものがある可能性がある。だが、紅茶は入手し易く手軽に摂取できるのが最大のメリットである。

三井農林 お茶科学研究所 お茶のチカラ
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研究内容をまとめると、ポリフェノールを含む飲料(紅茶、緑茶、ココアなど)の中でも、紅茶はインフルエンザウイルスを無力化する作用が強く、無力化するスピードも他の飲料に比べて速く、わずか15秒で効果がある。インフルエンザ対策で愛飲されている生姜湯、乳酸菌飲料、ビタミンC飲料は、インフルエンザウイルスを無力化する作用が弱い。

ポリフェノールは、ほとんどの植物が持っている苦味や色素の成分で自然界に5000種類上存在するといわれる。強い抗酸化作用があり、有害物質を無害に変換する物質。

https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html

インフルエンザウィルスに有効な仕組み

インフルエンザウィルスに有効なのは、紅茶の成分である「紅茶ポリフェノール」。インフルエンザウイルスの表面には「スパイク」 というタンパク質でできたトゲがある。これが感染の際に重要な役割をはたしているそうなのだが、紅茶ポリフェノールは「スパイク」に付着して、無力化する。これが、紅茶がインフルエンザウィルスに有効な仕組みである。

紅茶ポリフェノールは、赤橙色のポリフェノールで、テアフラビンやテアルビジンという成分。 茶葉の種類によって、含有量に多少の差があるが、どの種類の茶葉でもインフルエンザウイルスのスパイクを無力化する。インフルエンザウイルスは、細胞への感染力を失うため、感染を阻止できる。一部の研究では10秒でインフルエンザウイルス100万個を無力化したとされ、消毒液並みの効果があることになる。

インフルエンザ対策によいとされている飲み物や食品成分について、インフルエンザウイルスを無力化(細胞への感染を阻止)する能力を比較してみました。その結果、紅茶はインフルエンザウイルスを無力化する能力が高いことが分かりました。一方、インフルエンザ対策として多く飲用されている生姜湯、乳酸菌飲料、ビタミンC飲料は無力化する能力が紅茶に比べ低いことが分かりました。

https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html
https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html

温かいストレートティーが有効

温かい紅茶のほうが、効果が高いということも分かっており、ストレートティがいい。ミルクティーにしてしまうと、紅茶ポリフェノールがミルクタンパクに取り込まれてしまうので、せっかくの機能が失われるそうだ。

最も効果的な飲み方は、温かいストレートティーということになる。ミルクティにしなければよいだけなので、レモンティなどはよいらしい。レモンを加えた場合、抗ウイルス活性が高まることが分かっている。砂糖はほとんど影響しない。ショウガを入れるのもおススメのようだ。

熱湯150mlに市販のティーバッグを入れて、1分間抽出した紅茶を、常温に戻した試験液をインフルエンザウイルスに混ぜると、99.96%のウイルスが減少した。わずか15秒でウィルスを無力化する。

また、色が出る限りは、2杯目、3杯目の紅茶でも、対インフルエンザウイルスへの効果は期待できる。色が出るということは、テアフラビンやテアルビジン等の紅茶ポリフェノールが残っているということにはなるが、飲み物としては美味しくはなくなっているので、うがいに使うのがおススメ。

カフェインレスの紅茶も、普通の紅茶同様に、インフルエンザウイルスを無力化する効果がある

ポリフェノールを豊富に含む飲み物について、インフルエンザウイルスを無力化させるのに必要な時間を比較してみました。紅茶は、他の飲み物よりも短い、わずか15秒ほどでインフルエンザウイルスを無力化することでき、ウイルス感染を阻止する能力が極めて高いことが分かりました。

https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html
https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html

紅茶のインフルエンザウイルスを無力化する作用があることが試験管レベルで確認されましたが、生体レベルでもインフルエンザウイルスの感染を阻止できるのか確認を行いました。インフルエンザウイルスに感染しやすいマウスに対して致死量のウイルスを経鼻接種したところ、ウイルスのみを接種すると10日後に全てのマウスが死亡してしまいました。一方、ウイルスに紅茶エキスを5分間反応させた後、ウイルスをマウスに接種すると、14日間経過後も死亡することなく全てのマウスが生残しました。このことから、紅茶によって無力化されたインフルエンザウイルスは、生体内においても感染力が復活することはなく、発病を抑制できることが分かりました。

https://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/power/btp.html

健康な人への飛沫感染を阻止に有効

例えば、1時間ごとに少しずつ飲めば、飛沫感染を防げるという。他人へうつさないということからも有効である。集団感染を防ぐ一定の効果が期待できる。

治療効果はないので、すでに罹患している場合は、紅茶を飲んでも効果はない。罹患している人が1時間ごとに紅茶を飲んで口内のインフルエンザウイルスを死滅させれば、周囲への感染が広がるのを防ぐことができる。

周りの人にインフルエンザウィルスをうつさないエチケットのためにも紅茶を飲むことはいいようだ。

口腔ケアの観点からも有効

歯周病だとインフルエンザに感染しやすいらしい。歯周病の原因となるタンパク質分解酵素(Rgp)は歯周病原菌の一種を分泌しており、歯肉炎や歯周病を悪化させるだけでなく、インフルエンザウィルスの感染を促進させるとされている。

紅茶ポリフェノールには、歯周病原菌の生育抑制効果があるという。また、 タンパク質分解酵素(Rgp) に対しては、飲用濃度の紅茶の約1/100 の濃度でも阻害作用がある。

口腔ケアの観点から紅茶を飲むことがインフルエンザ対策に!?という耳よりな情報です。
日本大学歯学部・落合邦康教授らの研究によると、歯周病原菌の一種が分泌するタンパク質分解酵素が、インフルエンザの感染を促進させる可能性がある、とされています。逆に言うと、歯周病原菌への対策がインフルエンザ対策に繋がる可能性があるのです。
一方、「紅茶と暮らし研究所」が北海道医療大学の鎌口有秀先生と共同で行った実験では、以下のことが判明しました!
①紅茶ポリフェノールが、歯周病原菌に対して生育を抑制する効果がある。
②歯周病の原因となる酵素(インフルエンザの感染にも関与)に対しては、飲用濃度の紅茶の約1/100 の濃度でも阻害作用がある。

http://www.gogoken.jp/report/vol10.html

また、歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内が不潔だとインフルエンザ感染を助長することにある。

毎日の口腔ケアで口腔内の細菌数を減らすことがインフルエンザ予防につながる。細菌は歯だけでなく、舌の上、咽頭などの粘膜にもある。

介護福祉施設で行われた研究で、歯科衛生士が週1回、歯磨きや舌みがきの指導、プラーク(歯垢)の除去を行ったところ、実施しなかった施設と比べて、インフルエンザの発症率が10分の1に激減した

http://www.shibatadentalclinic.jp/doctor_blog/2009/02/post_34.php
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