全ての知識と知恵はSDGs(Sustainable Development Goals)のために。

「シェアNo.1投資情報誌『会社四季報』編集部が作った 株スクリーニング入門」内容の要約と紹介:会社四季報編集部

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概要

株のチャートの見方が分かってきたところで、さて、どの株を選ぼうか、という根本の問題に突き当たります。

この株を選ぶ行為がスクリーニングといいます。

本書は、いかにして自分好みのスクリーニングをするか、というところに主眼を置いています。

2013年12月19日発行

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メモ

1.複数の条件を組み合わせる

2.数値基準は緩やかに

3.異常値は切り捨てる

4.何度もやってみる

5.お気に入りを複数つくる

例1:高成長株
 1.増収率 売上高10%増
 2.増益率 経常利益15%増
 3.ROE 10%以上
 4.売上高経常利益率 10%以上
 5.PER 15倍以上
 6.時価総額 1,000億円以下

例2:割安な安定・好業績銘柄
 1.PER 15倍以下
 2.PBR 0.99倍
 3.経常利益 予想経常利益伸び率10%以上
 4.時価総額 800億円以上

例3:有利な売買タイミング(移動平均線乖離率)
 1.東証1部
 2.PER 15倍以下
 3.PBR 1倍以下
 4.25日移動平均線からマイナス5%

例4:有利な売買タイミング(RSI・サイコロジカルライン)
 1.東証1部
 2.PER 15倍以下
 3.PBR 1倍以下
 4.RSI 30以下 … もちあい相場の時に真価を発揮する
 4.サイコロジカルライン 25%以下 … ダマシも多い

投資を学ぶにあたって避けられない考え方に「責任投資原則」(PRI:Principles for Responsible Investment)があります。2006年、国際連合事務総長のコフィー・アナンが金融業界に提唱したもので、機関投資家の意思決定プロセスにESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))を反映させるべきとした世界共通のガイドラインです。ESGを考慮に入れる投資手法は「ESG投資」と呼ばれ、他に「責任投資(Responsible Investment)」「持続可能な投資(Sustainable Investment)」などとも呼ばれます。ESG投資の流れを裏付ける考えの一つが、「責任投資原則」(PRI)です。すでに世界1,500機関以上のアセットオーナーや運用会社などが署名しており、世界最大の年金基金である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2015年9月に署名しました。ESG投資は一般的な投資手法(メインストリーム)へと変貌を遂げました。そして、ESG投資や責任投資には持続可能性への貢献と、SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)に貢献する役割が期待されています。投資の世界でもSDGsを基本事項として理解しておかなければならない時代になりました。今では一歩進んでポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)という、SDGsを達成するための投融資が始まりました。

目次

巻頭特集
  スクリーニングはこんなに便利!
  スクリーニングはこんなに簡単!

第1章 スクリーニングでお好み株を探そう!
 1 スクリーニングって何?
   上がる株、下がる株
   どうやって銘柄選びをする?
   スクリーニングで銘柄選びが楽しくなる!
 2 お好み株を選り分けるのがスクリーニング
   自分好みの条件でスクリーニングできる!
   候補になる銘柄を機械的に選んで手間を省く
   スクリーニングのいいところ
 3 誰にでもできるスクリーニング
   スクリーニング機能は無料で利用できる!
   複数の検索条件を設定しよう
   スクリーニング機能はサイトによって違う

第2章 さぁ、スクリーニングをやってみよう
 1 STEP❶ 「スクリーニング画面」 知っておきたい検索の「基本項目」
 2 STEP❷ 「投資金額」 まず、懐と相談だ
 3 STEP❸ 「業種」 「33業種」分類から選ぶのが基本
 4 STEP❹ 「取引所」 若さで迫るマザーズ、安定感なら東証1部
 5 STEP❺ 「株主優待」 会社から「お中元」「お歳暮」が届く楽しみ

第3章 株価指標でスクリーニングしてみよう[基礎編]
 1 銘柄選びの基本はファンダメンタル分析
   企業価値と株価に注目するファンダメンタル分析
   「割安株」を狙う?「成長株」を狙う?
 2 「配当利回り」 配当狙いで投資する人には便利な指標
   配当利回りの高い銘柄を探すには
   配当金は「今期予想」が基準
   銘柄数が多過ぎる時は条件を変えてみる
 3 「PER」 カイシャの「儲け」と「株価」との関係を見る重要指標
   利益と株価を比較しよう
   PERは何と比べる?
   PERの低い銘柄を探すには
   低過ぎるPERには注意!
   同一業種内でPERを比較しよう
 4 「PBR」 資産価値から「割安度」を見る指標
   企業の資産価値に注目する
   PBR1倍以下の銘柄は解散価値以下の株価
   PBRの低い銘柄を探すには
 5 「自己資本比率」 経営の「安定度」を見る指標
   安全性は自己資本比率でチェック
   自己資本比率の高い銘柄を探すには
 6 「ROE」 株主のおカネを効率的に使っているか
   資本を効率よく使って儲けているかに注目
   日本株の平均ROEは低水準
   ROEの高い銘柄を探すには
   同一業種内でROEを比較する
 7 増収率 売上高は利益の源泉、成長の指標
   売上高の伸び率で企業の成長力を見よう
   売上高伸び率の高い銘柄を探すには
   検索対象の市場を変えてみると
   同一業種内で売上高伸び率を比較する
 8 「増益率」 利益が伸びれば、株価も伸びる
   経常利益の伸び率に注目する
   経常利益伸び率の高い銘柄を探すには
   検索結果をいろいろな指標で並び替えてみよう
 9 「ROA」 資産の効率性を見る指標
   資産の効率性に注目する
   ROAの高い銘柄を探すには
   同一業種内でROAを比較してみよう

第4章 いろいろと楽しめるスクリーニング[実戦編]
 1 覚えておこう 賢いスクリーニングのやり方
   自分流のやり方でコツコツ増やす
   スクリーニングのルール
 2 高成長株を探すためのスクリーニング
   利益が伸びていて稼ぐ力のある銘柄を探そう
   PERや時価総額もチェック
 3 割安な安定・好業績銘柄を探すためのスクリーニング
   割安で伸びている銘柄を探すには
   時価総額で安定度を見る
 4 NISA向きの銘柄を探すスクリーニング
   NISAを賢く利用する
   NISA向き銘柄を探すには
 5 配当金が多く、優待リッチな銘柄を探すためのスクリーニング
   優待はあくまで「おまけ」
   配当利回りが高く優待もある銘柄を探すには
 6 有利な売買タイミングを探るためのスクリーニング(移動平均線乖離率)
   テクニカル指標で「売られ過ぎ」銘柄が分かる
   移動平均乖離率で「売られすぎ」銘柄を探すには
 7 有利な売買タイミングを探るためのスクリーニング(RSI・サイコロジカルライン)
   相対力指数でタイミングを見極める
   サイコロジカルラインも便利
 8 有料だけどすごい「会社四季報オンライン」のスクリーニング
   プレミアムプランのスクリーニング項目は200以上
   スクリーニングよりもお手軽なランキングも充実

負けないスクリーニングのための注意事項
 スクリーニングにもできないことがある
 分析するのは、自分の役目
 先は読めない、と知るべし
 「万年割安」に注意せよ
 放置すると、魅力が薄れることがある
 ダメ株、アブない株を避けよ

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