概要
「貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略」シリーズの第3弾。
序で「ネットがすべてを可能にします」とうたっている。
2013年。15歳の少年がGoogleとWikipediaを駆使し、すい臓がんを早期発見する方法を発明した。
この事実から、著者は、検索で何でもできると確信したそうだ。
調べるだけでなく、そこから行動を起こすことによって、かなり高い確率で実現させることができると考えるようになったようだ。
重要なのは、実現するためにはどうすればいいかを考え、そのための行動を起こすこと。
そのために、検索を利用する。
そのヒントが詰まっている本である。
あくまでもヒントであり、検索をすることの意味を別の角度から見せてくれる本である。
理論編
検索による戦略イメージ
1.未来予測のための「検索」
↓
2.対処法を決めるための「検索」
↓
3.行動を起こす際の最善のやり方を探る「検索」
これらを2020年までに手を打つ。
なぜなら、東京オリンピックとアベノミクスに沸いている今のうちに何とかしておくのがよいだろうから。
ネット検索をお勧めするのは、立ち止まって考える作業をしやすいからである。
(著者の情報源は、ネット、次が書籍や雑誌だそうだ)
他人のいいところを盗み、自分で考え試行錯誤する。
誰からでも学ぶことができる。
うまくいかなかったら軌道修正して、再び実践する。
個人ブログは、情報源だけでなく、検索キーワードを広げるきっかけにもなる。
濃い情報、アンダーグラウンドな方法など、想像を超える経験を素人ならではの素のままで書いているからだ。
お金がないと、人間の知能は低下し、ますますお金が稼げなくなる。
ハーバード大学の行動主義経済学者が発表した論文「収入と知能との関係」について考察した記事で書かれている。
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どんなに知的な人でも
状況によって知能が下がってしまうことがある
大きな要因のひとつが、収入が減ること、だという
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お金がないこと自体が問題ではなく
お金がないことによる不安が、生活に悪影響を及ぼすことが問題なのである。
目次
【理論編】
「人生を変える検索キーワード」とは
1 検索すれば未来予測はカンタンだ
2 人生の「検索キーワード」を広げる
3 国家や企業が考えていることを検索する
【実践編】
「検索」で経済的自由の扉を開く
4 クレジットカードで生活を丸ごと割引する
5 マイホームを“ゼロ円”で建てる
6 国家が仕掛ける収奪戦に負けないために
7 人生を豊かにする投信活用法
8 わが家の“実質ゼロ円”教育プラン